二人が手掛けた代表作を挙げればきりがない。塩屋浩三の名を世界中に知らしめた代表格といえば、『ドラゴンボールZ』の魔人ブウ役だ。不気味でありながらどこか愛嬌のある声を巧みに作り出し、世界的な大ヒット作の根幹を力強く支えた。また、海外映画や海外ドラマの吹き替えにおいても、確かな表現力で作品全体の深みを演出している。
対する塩屋翼の代表作として誰もが思い浮かべるのが、『SLAM DUNK』の宮城リョータ役だろう。湘北高校バスケ部の司令塔として、スピード感あふれるプレイと不屈の精神を熱演した彼の声は、当時の若者たちの心に深く刺さった。熱血漢から知性派まで、彼が命を吹き込んできたキャラクターたちは今なお鮮烈な輝きを放ち続けている。