深夜2時、静まり返る滑走路とは対照的に、24時間運用の羽田空港第3ターミナルは国際線の出発・到着客で熱気を帯びている。早朝便や深夜便を利用する旅行者にとって最大の関心事は「この時間にまともな食事ができるか」という点だろう。実は多くの旅行者がターミナル中心部の混雑店舗に行列を作る中、知る人ぞ知る回遊ルートが存在する。
それが第3ターミナル2階の連絡通路から直結する複合施設「羽田エアポートガーデン」への脱出ルートだ。搭乗手続きの前後にこの連絡通路を数十メートル進むだけで、ピーク時の大混雑を嘘のように回避できる。施設内のハブゾーンには深夜・早朝営業のうどん店や日本各地の銘酒を揃えた居酒屋が並び、行列に並ぶことなく静かに箸を進めることが可能だ。早朝の澄んだ空気の中で滑走路を眺めながら味わう温かい汁物は、旅の緊張感を優しく解きほぐしてくれる。