周囲に感づかれない工夫を凝らした「匂わせイラスト」が、若年層のハートを掴んで離さない。一見すると単なるおしゃれな風景画や抽象イラスト。だが、2台のスマホを並べた瞬間、左右の画像が1枚の絵として完璧につながる仕掛けだ。
片方のアイコンにはカフェのテーブルの左端とコーヒーカップ、もう片方には右端と手が写り込む。単体で見れば至って自然な日常生活の一コマに過ぎない。この「分かる人にだけ分かる」秘められた演出こそ、SNSでのマウンティングや過度なアピールを嫌うZ世代の感性に合致した。
モノトーンのシンプルな線画や、色調を巧みに合わせた幾何学模様など、アート性の高い作品ほど人気が集まる傾向にある。単なるノロケではなく、自己表現の一環としてハイセンスにペアアイコン・ペア画を着こなす感覚に近い。