シーサーを一対(2体セット)で飾る際、最も重要なのが「左右の配置」です。正しい位置関係は、正面からシーサーを見たときに「右側がオス」「左側がメス」となります。
オスメスの見分け方は非常にシンプルで、口の形に注目してください。口を大きく開けているのがオスで、しっかりと口を閉じているのがメスです。この口の形状には、古くから伝わる明確な役割と意味が込められています。
口を開けたオスは、家に入ってこようとする魔物を威嚇して追い払い、同時に外から舞い込んでくる「幸運・金運」を大きく呼び込む役割を持ちます。一方で、口を閉じたメスは、一度家に入った福を外へ逃さず、あらゆる厄災を家の中に通さないように遮断する役目を担っています。仏教の「阿吽(あうん)の呼吸」にも通じるこのコンビネーションが揃って初めて、完全な守護の結界が完成します。