ここからは、家庭の食卓ですぐに実践できる具体的な調理手順と、子供の食いつきを最大化する味付けのテクニックをご紹介します。
1. 幼児食でも大人気!「かぶのそぼろあんかけ」
離乳食完了期から幼児食期にかけて絶大な人気を誇るのが、「かぶのそぼろあんかけ」です。鶏ひき肉(もも肉がおすすめ)から出る良質な肉汁を吸ったかぶは、口の中でとろけるほど柔らかくなります。
【作り方のコツ】
かぶは6等分のくし形に切り、面取りをして皮を厚めに剥きます。出汁(水300ml、和風顆粒だし小さじ1/2、みりん大さじ1、醤油大さじ1)で鶏ひき肉80gとかぶを中火で約8分煮込みます。竹串がスッと通ったら火を弱め、水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけます。あんにとろみをつけることで、旨味が全体にしっかり絡み、子供がスプーンですくいやすくなります。
2. 5分で完成!「かぶとツナのマヨネーズ和えサラダ」
「生のかぶは食べてくれない」という悩みを一瞬で解決する時短副菜です。ツナの油分とマヨネーズのコクが、かぶ特有の青っぽさを完全にかき消します。
【作り方のコツ】
かぶは厚めに皮を剥き、2mm厚さのいちょう切り(または千切り)にします。軽く塩を振って3分置き、出てきた水分をペーパータオルでぎゅっと絞ります。ボウルに油を切ったツナ缶1/2缶、マヨネーズ大さじ1.5、砂糖ひとつまみ、すりごま小さじ1を入れ、かぶと和えるだけです。ほんの少し砂糖を加えることで、子供の舌に馴染むまろやかな味わいに仕上がります。
3. 朝食や夕食の汁物に「かぶとベーコンの洋風コンソメスープ」
忙しい平日の朝や夕食のあと一品に最適なのが、「かぶとベーコンのスープ」です。火の通りが早いかぶは、10分未満で芯までトロトロに仕上がります。
【作り方のコツ】
細切りにしたベーコンをオリーブオイル(またはバター)で軽く炒め、旨味を引き出します。そこへ水400ml、コンソメ顆粒小さじ1.5を加え、1cm厚さに切ったかぶを入れて弱火で5〜6分煮るだけです。ウインナーを加えれば「かぶとウインナーのポトフ風」にボリュームアップでき、冬場はシチューのルウを溶かして「かぶのクリームシチュー」の具材としても抜群の相性を誇ります。
4. 白米が止まらない!「かぶと豚肉の甘辛炒め」
食べ盛りの男の子や小学生に大好評なのが、豚バラ肉のコクをまとわせた炒め物です。生姜焼き風の甘辛ダレがかぶのジューシーさと見事に融合します。
【作り方のコツ】
豚肉を炒めて脂が出てきたら、5mm幅の半月切りにしたかぶを投入します。火加減は中火を保ち、あまり動かさずに焼き色をつけるのがポイントです。醤油大さじ1.5、みりん大さじ1.5、酒大さじ1、砂糖小さじ1を回し入れ、汁気が飛ぶまで照りよく絡めれば完成です。
5. 栄養満点でご飯が進む!「かぶの葉としらすの甘辛ふりかけ」
捨ててしまいがちなかぶの葉には、根の部分以上にβ-カロテン、ビタミンC、カルシウムが豊富に含まれています。苦味を消して子供向けにアレンジしましょう。
【作り方のコツ】
かぶの葉を細かくみじん切りにします。ごま油を熱したフライパンで葉を炒め、しんなりしたらしらす干し(または刻んだ油揚げ・かつお節)を加えます。醤油小さじ2、みりん小さじ2、砂糖小さじ1で味を調え、パラパラになるまで水分を飛ばします。仕上げにいりごまを振れば、子供がおかわりを連発する常備菜の完成です。