なぜ元日テレジェニックのトップグラビアアイドルが、まったく畑違いの結婚相談所という領域でトップランナーへと上り詰めることができたのでしょうか。そこには、芸能界の光と影を骨の髄まで味わった彼女ならではの切実な原体験があります。
10代から20代前半にかけてグラビアアイドルとして過酷な競争に身を置いた山本早織さんは、常に他者からの評価に晒され、数字や外見で優劣をつけられる日々に激しい自己否定感を抱えていたと手記などで明かしています。「他人に認められなければ価値がない」という強迫観念は、当時の私生活や恋愛関係にも大きな影を落としていました。
芸能活動にピリオドを打った後、一般社会で様々なビジネスを経験する中で、彼女は「人間関係の悩みの根底には、自己理解の不足と間違ったコミュニケーションがある」という真理に辿り着きます。自らの痛烈な挫折経験を生かし、他者の目を気にせず「自分らしく生き、互いを高め合える最良のパートナーを見つける手助けをしたい」という情熱から立ち上げたのが結婚相談所「Agum」でした。旦那さんの存在は、まさに彼女が長い苦悩の末に見出した「健康的な愛の形」の証明でもあるのです。