建築・土木の現場で最も頻繁に確認されるのが、降伏点強度に応じた「強度区分のマーク」です。JIS規格では、鉄筋の節(リブ)の間や平坦部分に配置される突起(ポッチや丸印)の数によって、鋼種を直感的に識別できるように統一されています。
特に現場で混同しやすいのが「SD295A」と「SD345」の違いです。住宅基礎や一般スラブで多用されるSD295Aには強度突起が存在せず(メーカーマークのみ刻印)、柱や梁の主筋に指定されるSD345には丸突起が1個付加されます。この1個の突起の有無を見落とすだけで、許容応力度の計算が崩れる重大な施工ミスにつながるため、受入れ時の徹底した検収が求められます。