生え際の中央がハート型や富士山のように下へ突き出ている富士額(ふじびたい)。古来日本では「一富士二鷹三茄子」に代表されるように、富士山を模した形状は極めて縁起が良く、浮世絵の美男美女にも好んで描かれてきた歴史があります。美容医療やメンズグルーミングの現場取材においても、富士額を持つ男性は「上品で知的な印象」「大人っぽい色気」「芯の通った精悍さ」を相手に強く印象付ける傾向が確認されています。
女性誌やWebメディアのアンケート調査を分析すると、富士額の男性に対して好印象を抱く層からは「額を出したときの生え際ラインが男らしい」「和装だけでなくスーツ姿がシャープに映える」といった意見が多く寄せられています。目元や鼻筋の立体感を際立たせる視覚効果があり、これが「富士額の男性=イケメンでモテる」と評される最大の要因です。
一方で、当事者にとっては必ずしも手放しの自慢とは言えない複雑な心理が存在します。代表的な例として知られるのが、EXILEのボーカル・TAKAHIROさんです。端正な顔立ちと圧倒的な華やかさで知られる彼ですが、かつてテレビ番組の特番インタビュー等で「実は昔から富士額がコンプレックスで嫌だった」と赤裸々に告白し、大きな話題を呼びました。周囲から見れば羨望の的となる造形美であっても、本人のスタイリングの悩みや見え方のこだわりによって、強い葛藤を生み出す契機になり得ることが浮き彫りとなっています。
東洋の人相学(観相学)において、富士額の男性は「細やかな気配りができ、愛情深く温厚な性格」「高い美的センスと直感力」を備えていると位置づけられます。対人関係を円滑に進める協調性がありながら、内面には強い情熱とこだわりを秘めているタイプが多く、組織のリーダーや表現者として頭角を現す人が目立ちます。人相学的な観点からも、富士額は社会的な信頼を獲得しやすい吉相と捉えられています。