『はじめてのおつかい』が国内外を巻き込む大炎上へと発展した最大の契機は、動画配信大手Netflix(ネットフリックス)による世界配信でした。英語タイトル『Old Enough!』として欧米をはじめとする世界各国でストリーミングが開始されると、日本の治安の良さを称賛する声が上がった一方で、それ以上の規模で凄まじい批判と拒絶反応が巻き起こったのです。
特にアメリカやイギリス、オーストラリアなどの主要メディア(ニューヨーク・タイムズ、BBC、ガーディアン等)は、この番組の構造を特集記事で大きく報道。「信じられないほど無謀な児童ネグレクト」「トラウマを植え付ける児童虐待のエンターテインメント化」と痛烈に批判しました。欧米諸国では、「12歳未満(地域によっては8〜14歳)の子どもを大人の監督下に置かず一人にすること」は法律で明確に禁止されており、発覚した場合は親が逮捕・起訴されるか、児童保護局(CPS)によって親権を一時剥奪される重大な犯罪行為に該当するためです。
SNS上でも「幼い子どもが車道スレスレを歩き、恐怖で泣き叫んでいる姿をカメラで追って楽しむ心理が理解できない」「子どもの恐怖を消費して視聴率を稼ぐグロテスクなショー」といった手厳しい投稿が数万件規模で拡散。日本国内では「微笑ましい成長ストーリー」として受け止められてきた文化が、グローバルな児童保護の基準と正面から衝突した瞬間でした。