五輪騒動直後の小山田は、すべての表舞台から姿を消し、長きにわたる沈黙を守りました。参加していたスーパーバンド「METAFIVE」(高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井)の活動休止や音源発売見合わせなど、計り知れない打撃を受けたことは記憶に新しいところです。
転機となったのは2022年夏。盟友たちの温かい後押しを受け、「FUJI ROCK FESTIVAL」や「SONIC MANIA」のステージで約1年ぶりのライブ復帰を果たしました。ステージに姿を現した小山田に対し、観客からは鳴り止まない拍手と歓声が送られ、卓越したライブパフォーマンスによって音楽家としての存在意義を証明してみせました。音楽仲間やリスナーとの強固な信頼関係が、彼の復帰を力強く支えたのです。