茨木カンツリー倶楽部の歴史は、日本のゴルフ創世記そのものです。大正12年の開場以来、戦争による接収や幾多の社会変動を乗り越え、関西における正統派英国風ゴルフクラブの文化を今に伝えています。倶楽部ハウスに一歩足を踏み入れた瞬間に漂う重厚な空気感は、新興のパブリックコースやリゾートコースでは決して味わえない風格を醸し出しています。
この倶楽部が別格たる最大の証明が、ナショナルオープンをはじめとする輝かしいトーナメント開催実績です。日本オープンゴルフ選手権や日本女子オープン、さらにはアジア・パシフィック パナソニックオープンなど、数々の伝説的な名勝負の舞台となってきました。トッププロたちが繰り広げた死闘の記憶はコースの隅々にまで刻み込まれており、歴史の重みを肌で感じながらプレーできる点こそが、多くのゴルファーが一度はラウンドを熱望する大きな動機となっています。
倶楽部の理念は単なる「ゴルフ場」にとどまらず、会員同士の親睦と紳士淑女のエチケットを何よりも重んじる「プライベート・ソーシャルクラブ」としての矜持にあります。この揺るぎない哲学が、100年を超える年月を経てもなお関西屈指の名門としてのブランド力を強固に保ち続けている本質です。