ネット検索を行っていると「愛媛大学医学部附属病院 医療事故 経緯」といったキーワードを目にすることがあります。大病院において医療事故の過去事例が検索される背景には、大学病院特有の情報の透明性と、ネット上で拡散されるバイアスが影響しています。
特定機能病院である国立大学附属病院は、重大事案やインシデントが発生した際、隠蔽を防ぎ再発を防止するために、第三者調査委員会による検証結果や改善策を公式に記者会見・プレスリリースで公表する義務を負っています。過去の医療過誤や投薬ミスに関する報道記録がネット上に残っているのは、同院が医療安全管理体制を厳格に機能させ、透明性を担保して公表してきた証左でもあります。
現在、同院では「医療安全管理部」や「感染制御部」が強力な権限を持ち、手術前のタイムアウト(患者・術式の複数回確認)や電子カルテの二重チェックシステム、医療機器の誤接続防止コネクタの完全導入など、徹底したヒューマンエラー防止策を講じています。「事故の情報があるから危険」と短絡的に捉えるのではなく、ミスを隠さず再発防止に繋げる自浄作用と医療安全体制が確立されているかを見極めることが重要です。
また、同院の看護師採用情報や研修体制を見ても、クリティカルケア認定看護師や専門看護師の育成プログラムが充実しており、看護体制7対1の手厚い人員配置基準をクリアしています。現場の医療スタッフに対する教育・安全管理レベルは、県内でも極めて高い水準を維持しています。