大内宿を訪れる旅行者の多くが直面するのが、元祖「三澤屋」の長蛇の列です。ゴールデンウィーク、お盆休み、そして宿場町が紅葉に包まれる10月中旬〜11月上旬のトップシーズンには、午前11時の時点で2時間待ち、ピーク時には3時間以上の待ち時間が日常的に発生します。
この混雑を回避するための最も有効な戦略は、午前9時30分〜10時00分の開店直後に店頭の発券機で整理券を確保することです。三澤屋では順番待ちの番号札が発券されるシステムが定着しているため、店頭で立ち続ける必要はありません。
整理券を取得した後の待ち時間は、大内宿の街道沿いを散策する絶好の食べ歩きタイムとなります。宿場町の中には、素朴で魅力的な郷土グルメが揃っています。
・しんごろう:半搗きのご飯を竹串に刺し、甘辛いじゅうねん(エゴマ)味噌を塗って炭火で香ばしく焼き上げた南会津名物。
・栃餅(とちもち):大内宿の清水で灰汁抜きした栃の実を練り込んだ、素朴な香りと伸びが際立つ伝統餅。
・岩魚の塩焼き:店頭の囲炉裏でじっくりと遠火焼きされた川魚。頭から骨ごと香ばしく味わえる一品。
アクセス面では、車の場合は「大内宿観光協会駐車場(普通車500円)」を利用しますが、休日の正午前後は周辺道路が1〜2km渋滞します。公共交通機関を利用する場合は、会津鉄道の「湯野上温泉駅」から運行しているレトロバス「猿游号(さるゆうごう)」を利用すると、渋滞のストレスを大幅に軽減できます。