彼の名を一躍ネット界の異端児として知らしめたのは、高度な物理演算や社会シミュレーションゲームを舞台にした実験の数々だ。天体シミュレーター『Universe Sandbox』で地球に容赦なく小惑星を衝突させ、質量をいじくり回して太陽系を崩壊させる。その手口は悪魔的でありながら、解説はどこまでも学術的で冷徹だ。
テーマパーク経営ゲーム『プラネットコースター』では、極限のG(重力加速度)を叩き出して乗客の意識を奪うコースターを平然と設計。『Cities: Skylines』では市民の生活導線を巧妙に歪め、汚水で街を水没させる――。本来は建設と繁栄を楽しむはずの箱庭で、彼はシステムの抜け穴と極限状態をあぶり出す。常識を裏切るそのアプローチは、ゲーム実況というジャンルに新たな批評性を持ち込んだ。