ネット上の情報で散見される「軽ければ軽いほど優れている」という言説は、実際のフィールドワークにおいては必ずしも正しくありません。重量を削るためにフレームを細くし、座面生地を極薄に仕立てたモデルは、突風による転倒リスクや岩場での摩耗に対する脆弱性を抱えています。
また、「背もたれ付きならどれでもリラックスできる」という思い込みも危険です。背もたれの角度が立ちすぎているモデルは骨盤が後傾しにくく、逆にリクライニングが深すぎるモデルは食事や作業がしづらいという弊害を生みます。座面の「高さ(地上高)」と「傾斜角」が自身の主な姿勢(前傾での調理か、後傾での読書・歓談か)に適合しているかを見極めることが、失敗を防ぐ最大の分岐点です。