現在、世界の老化研究機関においてアイスランドガイのゲノム解析とプロテオーム解析が急速に進展しています。焦点となっているのは、「加齢性疾患に対する防御シグナル」の特定です。
アルツハイマー病やパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などは、変性したタンパク質が細胞内に凝集・蓄積することが主な原因とされています。アイスランドガイは数百年もの間、タンパク質の凝集を完全に防ぎ続ける特殊なシャペロンタンパク質を有していることが明らかになってきました。このメカニズムを解明し、低分子化合物として再現できれば、ヒトの認知症予防や劇的なアンチエイジング薬の開発につながると期待が寄せられています。