毎年12月24日になると世界的なニュースとして報じられるのが、アメリカとカナダが共同運営する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)による「サンタ追跡作戦(NORAD Tracks Santa)」です。冷戦時代の1955年、地元新聞に掲載された「サンタへの直通電話」の広告に誤った電話番号が記載され、NORADの前身組織であるCONADの作戦司令室直通ホットラインにかかってきたハプニングがきっかけでした。
当時の司令官が「サンタが安全に航行しているかレーダーで確認した」と機転を利かせて応対したことから伝統がスタート。現在では最新鋭のレーダー網、赤外線感知衛星、戦闘機によるエスコートを駆使し、超高解像度カメラで捉えたサンタクロースの飛行ルートを世界中にリアルタイム配信しています。
防衛組織が国家予算と最高峰の通信テクノロジーを惜しみなく投入して展開するこの取り組みは、単なるジョークの域を超え、世界中の家庭に笑顔と安心を届ける国際的な一大プロジェクトとして確立されています。