松浦亜弥という稀代の才能を語る上で、アップフロントプロモーション及びハロー!プロジェクトで過ごした黄金期は外せない。プロデューサーのつんく♂が「歌唱のリズム感、ピッチ、表現力すべてが規格外」と絶賛し続けた才能は、瞬く間に列島を熱狂させた。
切ない乙女心を叙情的に歌い上げた『LOVE涙色』や、夏のアンセムとして語り継がれる『Yeah! めっちゃホリディ』など、ヒットチャートを彩った名曲群。彼女の歌声は単なるキャッチーさにとどまらず、複雑なボーカルテクニックと豊かな感情表現に裏打ちされていた。同世代の歌手たちとは一線を画す表現力は、当時の音楽通をも唸らせる本物の輝きを放っていた。