騒動以前の彼女は、洗練されたメイク技術とストレートな語り口で支持を集めるトップクラスの美容系YouTuberとして君臨していた。華麗なビジュアルと裏腹な、生々しい人生経験をありのままに語るスタイルは、完璧な偶像を演じがちだった当時のインフルエンサー界において圧倒的なリアリティを放っていた。
その影響力は大手出版社KADOKAWAの目に留まり、自叙伝的エッセイ本『中悪魔のルール』の出版へと結実する。波乱に満ちた生い立ちや独自の美学、夜の世界で培った処世術を綴ったこの一冊は、発売と同時にベストセラーを記録。自己ブランディングの極致とも言えるこの書籍を通じて、彼女は同世代の女性たちから「自立した強い女性像」の象徴として称賛を集めたのだった。