本誌が入手した内部データによれば、この数ヶ月間で同店の売上構成比は前年比420%という異様な跳ね上がりを記録している。ただ商品を棚に並べる旧来の商売から脱却し、一次生産者と消費者をダイレクトに結ぶコミュニティハブへの転換。これが最初の引き金だった。
しかし、水面下で進んでいた真のプロジェクトはそれだけにとどまらない。関係筋によると、流通関係者や金融機関の度肝を抜いたのは、店舗の日常業務と並行して進められていた「映像アーカイブ化」の極秘協定だ。過疎に悩む現場の葛藤を包み隠さず記録し、それをコンテンツビジネスへと直結させる。かつてない立体的なビジネススキームが、密室の会議で練り上げられていた。