ミームの元ネタとなったエピソードは、コミックス第2巻に収録されている「カツ丼対決」の場面だ。
老舗のそば屋や洋食屋のベテラン職人たちが集まる前で、香介は「包丁を一切使わずにうまいカツ丼を作ってみせる」と豪語する。当然、周囲の大人たちは「包丁を使わずに豚肉や玉ねぎをどうやって切るんだ」「そんなことができるわけがない」と半信半疑で鼻で笑う。その挑発に対して、香介が満面の笑みと漲る自信を浮かべて言い放った一言こそが、「できらぁ!」であった。
さらに「同じ値段で!?」と驚く大人たちに対し、「作ってみせるぜ!」と間髪入れずに返すこのスピード感溢れるやり取り。実際には、豚肉を叩き切る代わりに特殊なヘラや手技を使ったり、強引かつダイナミックなアイデアで完成させていくのだが、論理的整合性よりも「言い切る勢い」が勝る名シーンとして語り継がれることとなった。