美容・ヘアサロン産業を取り巻くトレンド調査において、株式会社リクルートが運営するホットペッパービューティーのデータ分析でも、ミドルシニア層のレングス別検索で「ショートボブ」と「前髪あり」の掛け合わせが突出した伸びを記録している。従来のアンチエイジングといえば、スキンケアやメイクアップに重きが置かれがちだった。しかし、顔全体の印象の約7〜8割を髪型が決定づけるという視覚認知の事実が、広く認知されるようになってきたのだ。
公益社団法人日本毛髪科学協会の研究でも示されている通り、加齢とともに毛髪は細くなり、頭皮の弾力低下によって毛流の乱れが生じやすい。おでこのシワや生え際の薄毛をカバーしようと単に重い前髪を作ると、かえって目元が影になり老け見えを加速させるリスクがある。大人の品格を損なわずに若々しさを手に入れるためには、光を通す透け感と立体的な毛流れを計算し尽くしたカット設計が欠かせない。