フローリングのスタイリッシュさに、日本の伝統的な和の要素を融合させた「畳小上がり」タイプの客室。これが実に秀逸だ。靴を脱ぎ、裸足で畳の上に腰を下ろす。それだけで、全身の緊張がふっとほぐれていくのがわかる。
手元のマグカップには、淹れたての芳醇なコーヒー。部屋に用意されたこだわりのドリップバッグにお湯を注ぐと、豊かな香りが部屋いっぱいに広がる。ソファーでもベッドでもない、畳という床に近い目線で過ごす時間。窓の外を眺めながら過ごすこの何気ない10分間こそ、現代の旅人に最も必要な「贅沢な余白」なのかもしれない。