2011年。当時わずか10歳だった上白石萌歌は、第7回東宝「シンデレラ」オーディションで史上最年少グランプリの栄冠に輝いた。審査員を唸らせたのは、伸びやかな歌声と圧倒的な透明感だ。そして、同じコンテストで審査員特別賞を受賞したのが、2歳上の姉・上白石萌音である。この運命の一戦をきっかけに、二人は東宝芸能へ所属。揃って芸能界への第一歩を踏み出した。
同居しながら同じ事務所に所属し、同じ世界で生きる。その特殊な環境は、多感な時期の二人にとってどんな意味を持っていたのだろうか。幼少期に父親の仕事で過ごしたメキシコでの滞在経験。言葉の通じない異国で助け合った体験が、姉妹の強い絆の基礎となった。競争の激しいエンターテインメント業界にあって、二人は互いを削り合うのではなく、支え合う強さを身につけていったのだ。