「小顔になりたいなら脂肪を物理的に取ればいい」という短絡的な思考は、極めて危険な落とし穴です。顔の脂肪は単なる余剰物ではなく、若々しいハリと立体感を維持するための重要なクッションとしての役割を果たしています。
特に東洋人の骨格は中顔面の骨性支持が欧米人に比べて平坦な傾向があり、脂肪を減らしすぎると皮膚が骨に張り付くように窪んでしまいます。また、加齢に伴い顔面の骨自体が萎縮し、脂肪も自然に減少・下垂していくため、20代の時点で脂肪を取りすぎると、40代・50代を迎えた際に急激なエイジングサインとなって跳ね返ってきます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
自力ケアの継続か、医療的介入かを決断する際は、以下の明確な基準で自己判断を行うことが失敗を防ぐ鉄則です。
▼ 医療施術(脂肪吸引・除去)を検討してよい人: ・標準体重または痩せ型であるにもかかわらず、遺伝的に頬の下垂・膨らみが著しい人 ・口の内側を日常的に強く噛んでしまうほどバッカルファットの量が多い人 ・骨格がしっかりしており、脂肪を除去しても皮膚がこけるリスクが低い骨格タイプの人
▼ まずセルフケア・姿勢改善を徹底すべき人(安易な手術を避けるべき人): ・BMIが標準以上で、全身の体脂肪率を落とす余地が十分にある人 ・頬骨が外側に張っており、頬の下がすでにやや窪んでいる(コケ気味の)人 ・PCやスマートフォンの長時間使用による猫背・食いしばり癖が原因でむくんでいる人