【図解】植物の水の通り道と維管束の仕組み|道管・師管の違いと実験法

【図解】植物の水の通り道と維管束の仕組み|道管・師管の違いと実験法

今注目を集めている 【図解】植物の水の通り道と維管束の仕組み|道管・師管の違いと実験法について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

Q1:セロリを使った実験で、道管以外の部分まで赤く染まってしまうのはなぜですか?
A1:染色液に長時間浸しすぎたことが原因です。吸い上げ開始から時間が経ちすぎると、道管を通った染色液が周囲の薄壁組織へと染み出してしまいます。茎の太さにもよりますが、夏場なら30分〜1時間程度、着色が確認できた段階ですぐに取り出して断面を観察するのが綺麗に観察するコツです。

Q2:葉まで届いた水は、すべて蒸散によって空気中に出ていくのですか?
A2:すべてではありません。吸い上げた水分の約90〜95%は蒸散で放出されますが、残りの5〜10%は植物の体を支える細胞の膨圧維持や、光合成によって糖を作り出すための必須原料として体内で消費されます。

Q3:草花と樹木で、水の通り道の仕組みに根本的な違いはありますか?
A3:基本的な水の通り道(道管)や輸送メカニズム(蒸散による張力)は共通しています。ただし、樹木(木本植物)では道管が発達して厚い木部を形成し、年輪となって幹を強固に支える点が草(草本植物)と異なります。古い道管は通水機能を失い、幹の強度を保つ心材へと変化します。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。