現場の空気感や客層、日々の勤務スタイルにも大きな隔たりがあります。
西麻布・六本木のラウンジ事情を観察すると、来店客は上場企業経営者、ITベンチャー創業者、投資家、芸能関係者、士業といった超富裕層が中心です。「女の子を口説く場」というよりも「仲間内の飲み会や会食の2次会」として使われることが多く、キャストには過度な色恋営業よりも、会話のテンポが良いナチュラルな知性や清潔感が求められます。
私服勤務(綺麗めなワンピースやスカートコーデ)でヘアメイクも過度に盛る必要がないため、学校帰りや会社帰りにそのまま出勤できる手軽さがあります。また、お酒を飲まない働き方が許容されており、ノンアルコールドリンクで乾杯しても売上に直結するバックが付与される店舗が多数を占めます。
対してキャバクラは、繁華街(歌舞伎町・六本木・銀座・池袋・ミナミなど)のビジネスマンから接待利用、観光客まで客層が多岐にわたります。ドレス着用と専属ヘアメイクが義務付けられ、テーブル上での「おしぼり渡し」「アイス交換」「タバコの火付け」といった細かい所作が必須となります。同伴・アフター・店外デートの有無についても、キャバクラでは売上を伸ばすための必須営業スキルとして日常的に行われます。