グローブを柔らかくしようとするあまり、油分を過剰に塗りたくるミスは後を絶たない。オイルの塗りすぎはグラブを重くし、革をふやけさせ、最終的には型崩れの原因となる。そこで現在主流となっているのが、浸透力に優れたスクワランオイルの活用だ。
深海鮫の肝油などを原料とするスクワランオイルは粒子が非常に細かく、革の表面にベタつきを残さず素早く深層へ行き渡る。最小限の量で驚くほどの柔軟効果を発揮するため、グラブの重量増を嫌う俊敏な内野手や外野手から絶大な支持を得ている。YouTube上でも職人やプロ選手による実演動画が数多く配信され、かつては門外不出だったプロレベルの塗布テクニックが今や誰もが学べる身近な技術となった。