局所だけでなく、首や手にある遠隔のツボを刺激することで、効果の持続性は格段に高まる。
手の甲側、親指と人差し指の骨が交差する手前のくぼみにある「合谷(ごうこく)」は、首から上のあらゆる症状を統括する万能のポイントだ。人差し指の骨の下側へ潜り込ませるように親指で強めに押し込むと、鼻粘膜の充血が引き、喉のイガイガ感が静まる。
後頭部の生え際、僧帽筋と胸鎖乳突筋の間のくぼみに位置する「風池(ふうち)」は、頭部への血流ルートを司る要所だ。親指を当てて頭の中心に向かって押し上げると、首筋のこわばりがほどけ、上咽頭周辺に滞っていた老廃物の回収がスムーズになる。