調理の効率化を考える上で気になるのが、たれの保存性と刺身の漬け込み時間の限界です。
加熱してアルコールを飛ばし、清潔なガラス瓶などに詰めた「煮切りたれ単体」であれば、冷蔵保存で約2週間〜1ヶ月日持ちします。常備調味料として多めに作っておけば、刺身を買ってきたその日にすぐ漬け丼を楽しめます。ただし、生姜やニンニクなどの生薬味を混ぜた場合は風味が劣化しやすいため、1週間程度で使い切りましょう。
一方、魚を実際にたれに漬け込んだ状態での保存期間は、冷蔵庫で最長でも24時間以内が限界です。
理想的な漬け時間は、赤身の薄切りで10分〜15分、厚切りや角切りでも20分〜30分程度。それ以上浸し続けると、塩分によって魚の水分が抜けすぎて身が硬くなり、食感が著しく損なわれます。翌朝に持ち越す場合は、適度な時間でたれから引き上げ、ラップで空気を遮断して冷蔵保存するのがおいしさを保つ境界線です。