SNSやネット掲示板の一部では、「外国人観光客向けのバブル的なブランディングではないか」「高額なだけで実用性が伴っていないのではないか」といった懐疑的な声も散見されます。しかし、現場の製造工程やユーザーのリアルな声を検証すると、そうした見立てが誤解であることが分かります。
ネット上の批判で最も多いのが、「形だけ和風にした便乗商品」との混同です。確かに、低品質な既製品に漢字や浮世絵風のグラフィックをプリントしただけの「表層的ジャポニズム」は市場に溢れています。しかし、ネオジャパニーズスタンダードを標榜する本格的なブランドは、サプライチェーンの透明性を確保し、国内の伝統産地と直接契約を結んでプロダクト開発を行っています。
価格面についても、初期投資こそ一般的な量産品より高めに設定されているものの、リペア(修繕)サービスの充実や経年美化を前提とした設計により、5年、10年スパンで見れば費用対効果に優れているケースが少なくありません。「使い捨てのファストカルチャーから抜け出したい」と考える層にとって、確かな品質に裏打ちされた適正価格として受け止められています。