日本のサッカーファンにとって、アル・ヒラルは単なる海外の金満クラブではありません。AFCチャンピオンズリーグ決勝の舞台で3度にわたって激突した浦和レッズとの因縁は、アジアサッカー史に刻まれる名勝負として語り継がれています。
両クラブの決勝での対戦成績は、浦和レッズの2勝1敗。詳細な軌跡は以下の通りです。
【2017年大会:浦和の堅守が結実】
リヤドでの第1戦をラファエル・シルバのアウェーゴールで1-1と引き分けた浦和は、埼玉スタジアム2002での第2戦で鬼気迫る守備を披露。終盤にラファエル・シルバが決勝弾を叩き込み、合計スコア2-1で浦和が10年ぶりのアジア王者に輝きました。
【2019年大会:アル・ヒラルの雪辱と圧倒】
バフェティンビ・ゴミスやセバスティアン・ジョヴィンコを擁したアル・ヒラルが、第1戦を1-0、第2戦を2-0と浦和を終始圧倒。敵地・埼玉スタジアムで2試合合計3-0のスコアでリベンジを果たし、名門のプライドを取り戻しました。
【2022/2023年大会:劇的なオウンゴールと埼玉の歓喜】
コロナ禍の影響で異例の変則日程となった決勝。アウェーでの第1戦を1-1で耐え抜いた浦和は、ホーム第2戦で相手のオウンゴールによる1点を死守。アル・ヒラルの猛攻をGK西川周作を中心とした気迫の守備で完封し、浦和が3度目のアジア制覇を成し遂げました。
当時の浦和戦士たちが「ピッチに立った瞬間、欧州トップレベルと変わらないプレッシャーを感じた」とメディアの取材で述懐した通り、アル・ヒラルとの激闘はJリーグ勢にとってもアジアの基準を引き上げる貴重な試金石となってきました。