槇原敬之氏の薬物問題を語る上で避けて通れないのが、1999年の初犯時にも共に逮捕された奥村秀一氏との深い関係性です。奥村氏は長年にわたり槇原氏のパートナーであり、個人事務所の代表取締役を務めるなど、私生活とビジネスの両面で最も近い存在でした。
しかし2018年3月、奥村氏が再び覚醒剤使用・所持容疑で逮捕されたことをきっかけに、槇原氏は彼を事務所代表から解任し、完全に絶縁したと報じられました。その際の家宅捜索で発見された薬物が、2年後に槇原氏自身の首を絞めることになります。
公判の中で槇原氏は、「処分しようと思っていたが、見つかったら疑われると思い引き出しの奥に隠してしまった」と証言。所持の認識があったことを認めました。ネット掲示板やSNSでは、逮捕直後から以下のような多様な反応が渦巻きました。
- 「あれだけの名曲を作ってきた天才が、なぜまた同じ相手と過ちを繰り返してしまったのか」という失望と落胆の声
- 「2年前の所持で、しかも本人の尿検査は陰性なのに、なぜ今このタイミングで逮捕されるのか」という捜査への疑問
- 「薬物依存は意志の力だけで断ち切るのは難しい。適切な治療とサポートが必要だ」という依存症医療の観点からの冷静な意見
世間の反応は厳しい批判一辺倒ではなく、希代のメロディメーカーが抱えていた深い孤独や、断ち切れなかった人間関係への同情が入り混じる複雑な様相を呈していました。