球界を代表する名手の一人として2010年の日本一に貢献し、2015年にはベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した一流選手が、なぜ解雇という最悪の結末を迎えるに至ったのか。その背景には、度重なる女性問題だけでなく、社会全体が感染症対策に揺れていた時期における規範意識の欠如と、組織に対する「虚偽の報告」という致命的な背信行為がありました。
決定打となったのは、2020年9月の札幌遠征における行動でした。当時、チーム内で大規模な集団感染が発生していたにもかかわらず、清田氏は部外者である知人女性と外食を共にしていました。それだけでなく、球団の内部ヒアリングに対して「外出はしていない」と嘘の証言を貫き、保健所の濃厚接触者調査をも欺こうとした事実が判明したのです。
社会的責任を重く見たロッテ球団は2021年1月に無期限謹慎処分を下しましたが、わずか3ヶ月半後の5月1日に処分を解除。ファンや関係者が復帰を見守ろうとしたまさにその矢先、解除から数週間も経たないうちに別の一般女性と複数回密会していた事実が週刊誌にスクープされました。更生の機会を即座に自ら棒に振った形となり、球団経営陣も「これ以上の猶予は組織のガバナンスを崩壊させる」と判断、異例の契約解除へと舵を切りました。