Q1:日本女性が股布のあるショーツ(パンツ)を履き始めた決定的な時期はいつですか?
A1:明治末期から大正時代にかけて女学生の間でズロースが徐々に広まり始めましたが、一般庶民の女性全体に完全に定着したのは第二次世界大戦後の昭和20〜30年代です。洋装化の急速な進展と、化学繊維の普及による安価な量産が可能になったことが決定打となりました。
Q2:なぜ「白木屋百貨店火災」のズロース神話はこれほど長く信じられたのですか?
A2:大惨事の教訓というドラマ性と、「恥じらいを美徳とする日本女性」というステレオタイプが当時の国民感情に合致したためです。さらに、洋装化運動を推進する団体や下着業界の啓発活動において、説得力のあるキャッチコピーとして長年引用され続けたことが原因です。
Q3:昔の腰巻と現代のペチコートやスリップの違いは何ですか?
A3:腰巻は主に木綿や絹の一枚布を腰に巻きつけて固定し、保温・汚れ防止・骨盤の引き締めを担う「外衣を支える下地」でした。一方、現代のペチコートやスリップは、主に化学繊維を用い、静電気防止やアウターへの透け防止、滑りを良くすることを目的としたアウター補助用のインナーです。