抹茶の原料は虫という噂の真相!蚕のフン着色料と安全性を徹底検証

抹茶の原料は虫という噂の真相!蚕のフン着色料と安全性を徹底検証

抹茶の原料は虫という噂の真相!蚕のフン着色料と安全性を徹底検証の重要ポイントをお届けします。役立つ情報が満載です。

私たちが日常で口にする抹茶製品を正しく理解するためには、まず本来の抹茶の定義と製造工程を把握しておく必要があります。

日本農林規格(JAS)や茶業界の定義において、抹茶とは「覆い下栽培(直射日光を遮って育てた茶葉)で育てた生葉を蒸し、揉まずに乾燥させた『碾茶(てんちゃ)』を石臼などで微粉末状に挽いたもの」と厳格に定められています。

日光を遮ることでアミノ酸(テアニン)の生成が促され、渋みが抑えられた豊かな旨味と鮮やかな濃緑色が生まれます。つまり、本物の抹茶の原材料表示は「緑茶(国産)」や「抹茶」のみであり、添加物の入り込む余地はありません。

一方で、菓子パンや大衆向けの低価格アイス、シロップなどでは、熱や光に弱い抹茶の退色を防ぎ、コストを抑える目的で緑色着色料や香料を併用した「抹茶風味」の製品が多く流通しています。消費者が混乱する根源は、この「本物の抹茶」と「着色料で補正された加工品」の境界線が曖昧なまま議論されている点にあります。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。