ファストファッション市場における協業の歴史を紐解くと、GUはこれまでにも幾度となくエポックメイキングなコレクションを発表してきました。歴代の反響データを踏まえたGU コラボ 歴代 人気ランキングの視座から見ても、2024年は特別な位置付けにあります。
過去を振り返ると、2018年に業界を揺るがした「KIM JONES GU PRODUCTION」や、三代目 J SOUL BROTHERSのNAOTO氏が手がけた「STUDIO SEVEN」、さらには裏原宿カルチャーを象徴する「SOPH.」との協業などが上位に名を連ねます。これらは主に「ロゴのプレミアム感」や「グラフィックの魅力」を全面に打ち出したストリート文脈での成功でした。
しかし、2024年の「UNDERCOVER」第3弾や「rokh」は、単なるブランドロゴのプリントに留まらず、パターンカッティング、シルエットの可変性、素材の切り替えといった「衣服構造そのもの」への挑戦を低価格帯で成し遂げました。GUがファストリグループの生産網を活かし、縫製難易度の高いパターンをマスプライスで実現したことは、服飾業界全体にとっても大きな転換点となっています。