渡仏後の佐藤伸一の経歴は、世界の美食シーンにおけるエリートコースそのものです。
パリの3つ星レストラン「ピエール・ガニェール」や、当時のフランス料理界に革命を起こしていたパスカル・バルボ率いる「アストランス」で重責を担いました。さらにスペイン・バスク地方の世界的名店「ムガリッツ」でも研鑽を積み、最先端の調理技術とアヴァンギャルドな感性を吸収していきます。
そして2009年、パリ2区のパサージュ・パノラマに自身のレストラン「Passage 53(パッサージュ53)」をオープン。オープン翌年の2010年にミシュラン1つ星を獲得すると、翌2011年には日本人シェフとしてフランス国内で史上初となるミシュラン2つ星の栄誉に輝きました。このニュースは日仏両国のメディアで大きく報じられ、世界の食通たちがこぞって訪れる伝説の店となりました。