絹麻に関する情報の中には、素材の混同や誤ったメンテナンス知識によるトラブルも見受けられます。代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
誤解①:「麻が入っているから完全に自宅の洗濯機でガンガン洗える」
これは最も注意すべき落とし穴です。麻単体であれば水洗いに非常に強いですが、絹は水に濡れると繊維が膨潤し、摩擦によって毛羽立ち(白化現象)や収縮を起こしやすい極めて繊細なタンパク質繊維です。洗濯機で標準コース洗いをしてしまうと、絹の光沢が失われ、着丈が一気に縮んでしまう原因になります。
誤解②:「絹麻は真夏にしか使えない限定素材である」
織り組織の密度や混紡率によって特性は大きく変化します。密に織られた絹麻ストールや羽織ものは、春先や秋口の温度調節用としても非常に機能的であり、通年で愛用するミニマリストも増えています。