なぜ完全無料?日産エンジンミュージアムの真相と歴代Gt-R名機を徹底解説

なぜ完全無料?日産エンジンミュージアムの真相と歴代Gt-R名機を徹底解説

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日産エンジンミュージアムの最大の見どころは、何といっても日産の技術的フラッグシップである歴代GT-Rを支えたパワーユニットの変遷です。単に外観を眺めるだけでなく、カットモデルによってピストンやクランクシャフト、バルブ機構の緻密な動きを目の前で観察できる点が、全国のエンジン愛好家を惹きつけてやみません。

展示エリアでひときわ熱い視線を集めているのが、第2世代GT-R(R32、R33、R34)に搭載され、全日本ツーリングカー選手権をはじめとするレースシーンを席巻した「RB26DETT」です。2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボの鋳鉄製シリンダーブロックは、過酷なチューニングにも耐えうる頑強さを誇り、30年以上が経過した現在も世界的な人気を博しています。補機類の配管やツインターボのレイアウトを360度から観察できる展示は、まさに圧巻の一言です。

そして、現代のテクノロジーの粋を集めたR35型GT-Rの心臓部、「VR38DETT」の解説コーナーも見逃せません。3.8リッターV型6気筒ツインターボの圧倒的パワーを絞り出すこのエンジンは、横浜工場内の厳密に温度管理されたクリーンルームで、限られた熟練職人「匠(TAKUMI)」が1基ずつ手作業で組み上げています。ミュージアムでは、匠が手掛けた証であるネームプレートの解説や、極限の精度を追求する組み立てプロセスのパネル展示があり、日産の職人魂の深奥に触れることができます。

もちろん、見どころはGT-R関連だけにとどまりません。1935年に日産初の一貫生産体制から生まれた「ダットサン7型エンジン」、1960年代のモータースポーツシーンを彩った名機「S20型」、歴代フェアレディZを支えた「L型」「VG型」「VQ型」、そして2020年代以降の電動化時代をリードする「e-POWER」用ユニットや電気自動車(EV)用モーターまで、日本の動力源の進化史が途切れることなく連続して展示されています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。