地表は一見すると強固な大地に見えますが、地下数十キロメートルでは硬い岩盤がマントルの対流に乗ってミリ単位で動き続けています。これがプレートテクトニクスです。海のプレートが陸のプレートの下へ沈み込む際、陸側の先端部は引きずり込まれ、徐々に「ひずみ(歪エネルギー)」が蓄積されていきます。
限界まで引き絞られた弓の弦のように、岩盤が耐えられる強度を超えた瞬間、陸側プレートが跳ね上がります。この時に解放される莫大なエネルギーが、海溝型の地震発生メカニズムです。沈み込み帯では数十年から数百年の周期でこの現象が繰り返され、広範囲に壊滅的な揺れと津波をもたらします。
さらに、日本列島全体が東西・南北から強烈な力で押し縮められているため、列島の地殻内部にも無数の亀裂が生じます。これが内陸の地震を引き起こす引き金となっています。