「貴闘力の息子4人の現在の状況に驚きの声!大相撲で躍進する王鵬や夢道鵬、プロレス界に転向した長男など、大鵬の血を引く四兄弟の活躍と経歴とは?一体なぜ別々の道を歩んだのか、気になる番付や知られざる真相を今すぐチェック!」というネット上の大きな関心に対し、取材現場で見えてくる理由は極めて論理的かつ人間味にあふれるものです。
最大の疑問符が投げかけられていたのが、長男・納谷幸男のプロレス界入りでした。祖父は大鵬、父は貴闘力という環境において、長男が相撲界に入らないことに対しては、当時角界関係者の間でも様々な憶測が飛び交いました。しかし、その背景には本人の確固たるプロレスへの憧れと、初代タイガーマスク・佐山サトル氏との運命的な出会いがありました。
高校時代まで相撲部に所属していた幸男ですが、200cmを超える恵まれた体躯を前に、父・貴闘力は無理に相撲界へ縛り付けることはしませんでした。当時の関係者取材によると、貴闘力自身が「やりたいことを全力でやれ。ただし、やるなら中途半端は許さない」と背中を押し、リアルジャパンプロレスに入門。その後DDTへと拠点を移し、肉体改造と厳しい巡業を重ねてメインイベンターの地位を確立したのです。決して相撲から逃げたのではなく、自らのアイデンティティをプロレスのリングに見出した結果でした。
一方、次男・幸林、三男・王鵬、四男・夢道鵬の3人が祖父が創設した「大嶽部屋」を選んだのは、父が不祥事によって相撲界を去った後も、母と祖父母が守り続けてきた部屋の看板を再び輝かせたいという強烈な一族の誇りによるものです。同じ部屋に兄弟3人が所属しながら、互いに馴れ合うことなく、番付という非情な階級社会の中でそれぞれが自らの相撲道を突き詰めています。