茨城県自然博物館の最大の魅力は、圧倒的なスケールを誇る屋内展示と、約15.8ヘクタールにも及ぶ豊かな野外フィールドが見事に融合している点にあります。
本館のエントランスを抜けると、世界最大級の大きさを誇る「松花江マンモス」と巨大恐竜「ヌオエロサウルス」の骨格レプリカが来館者を圧倒します。そして、館内随一のハイライトが「地球の生いたち」エリアに鎮座する動く恐竜ロボット(ティラノサウルスとトリケラトプス)です。皮膚の質感から瞬き、威嚇するような大迫力の咆哮、筋肉の躍動に至るまで精密に再現されており、目の前で繰り広げられる白亜紀のドラマは、子どもたちの歓声と驚きで常に包まれています。
展示は恐竜だけにとどまりません。茨城の自然を模した巨大な淡水魚水槽や水中トンネル、タッチプール(体験コーナー)、さらには宇宙や微小な昆虫の世界を巨大模型で体感できるエリアなど、知的好奇心を刺激する仕掛けが張り巡らされています。また、定期的にテーマを変えて開催される最新の企画展では、独自の学術調査に基づいた貴重な標本や体験展示が公開され、リピーターを飽きさせません。
館内を堪能した後は、ぜひ野外の「菅生沼(すがおぬま)」へ足を伸ばしてみてください。沼の上に架けられた木製の「菅生沼 ふれあい橋」を渡れば、四季折々の水鳥や湿生植物を間近に観察できます。冬場には多くの白鳥が飛来するバードウォッチングの名所としても名高く、都会の喧騒を離れて深呼吸できる贅沢なネイチャーゾーンとなっています。