血液検査前の食事は何時間前まで?うっかり食べた時の対処法を徹底解説

血液検査前の食事は何時間前まで?うっかり食べた時の対処法を徹底解説

血液検査前の食事は何時間前まで?うっかり食べた時の対処法を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

臨床検査の現場では、毎年膨大な数の「誤食トラブル」が発生しています。大手ポータルサイトの知恵袋やSNS上では、「うっかり朝食を食べてしまったが、怒られるのが怖くて言えなかった」「問診票にウソを書いてそのまま受診した」という告白が後を絶ちません。

しかし、健診センターの現場で働く臨床検査技師や看護師の手記・証言からは、受診者側の認識と医療側の視点における決定的な温度差が浮き彫りになります。

「採血した血液を遠心分離機にかけると、食後の方の血清は一目で分かります。健康な空腹時なら透明感のある黄色(淡黄色澄明)ですが、脂質や食事成分が入ると白く濁った『乳び(にゅうび)』状態になります。『食べていない』と申告されても、検査データと検体の物理的状態で100%見抜けます。一番困るのは、隠されたまま検査が進み、後日再検査のコストや精密検査の負担が受診者様自身に跳ね返ってしまうことです」(都内健診クリニック・臨床検査技師の談)

万が一、当日の朝に誤って食事をしてしまった場合の最も合理的かつ誠実な対処法は、「受付および問診の段階で、食べた時間と内容を包み隠さず申告すること」です。

申告を受けた施設側には複数の選択肢が用意されています。中性脂肪や血糖値以外の項目(肝機能、腎機能、血算など)のみを当日実施し、影響の大きい項目だけを別日に再検する「部分実施」、採血のみ後日へ振り替える「日程変更」、あるいはカルテに「食後〇時間採血(随時血糖・随時TG扱い)」と明記した上で参考値として測定を続行する措置です。最悪なのは、虚偽の申告によって「偽りの異常値」や「見逃し」を作り出すことに他なりません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。