大手通販サイトや口コミプラットフォームにおけるいやだいやだ口コミ評判を網羅的に分析すると、購入者の満足度は平均4.2(5点満点中)と極めて高いものの、一定数の親から切実な戸惑いの声が寄せられていることが浮き彫りになります。
典型的な低評価レビューの内容は、主に次の2点に集約されます。
- 「この本を読んだせいで、今まで言わなかった『いやだいやだ』を嬉しそうに連呼するようになった」
- 「お母さんがいなくなるような不安を感じたのか、夜泣きがひどくなった。怖がらせる教育は時代遅れではないか」
絵本ナビのレビュー欄でも、ある父親が「この本で『いやいや』を覚えたかも(笑)」と投稿しているように、幼児が響きの良い言葉を模倣するのは発達上ごく自然な現象です。これを「悪影響」と捉えるか、「言葉のレパートリーの獲得」と捉えるかで評価は真っ二つに分かれます。
都内の認可保育園で20年以上のキャリアを持つベテラン主任保育士は、この議論に対して次のように実情を明かします。
「保護者の方から『絵本を読んで余計にイヤイヤがひどくなった』と相談されることがあります。しかし現場で見ていると、それは悪化ではなく、自分の感情に『いやだ』という名前がついたことによる言語化のプロセスです。モヤモヤした感情をただ叫んで暴れていた子が、言葉として主張できるようになった証拠。絵本で学んだ言葉をぶつけてきたときは、突き放すのではなく『ルルちゃんみたいに言えたね、何が嫌だったの?』と受け止めてあげるのが、この絵本を活かすプロの手法です」
つまり、いやだいやだ教育効果の真相とは、子どもの反抗心を根絶することではなく、「言葉にならない葛藤を親と共有するためのツール」として機能することにあると言えます。