プロカルシトニン基準値の真相|敗血症リスクとCrpの違いを徹底解説

プロカルシトニン基準値の真相|敗血症リスクとCrpの違いを徹底解説

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Q1:プロカルシトニンが基準値(0.05 ng/mL未満)よりわずかに高い0.2 ng/mLでしたが、敗血症でしょうか?
A1:直ちに敗血症と診断される数値ではありません。0.1〜0.5 ng/mLの範囲は、局所的な細菌感染や感染の初期段階でみられることが多い数値です。ただし、発熱からの経過時間や基礎疾患によって評価が異なるため、血圧や意識状態の異常がないかを含め、主治医による全身状態の経過観察が重要となります。

Q2:風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症でもプロカルシトニンは高くなりますか?
A2:純粋なウイルス感染症では、体内で分泌されるインターフェロン-γによってプロカルシトニンの産生が抑えられるため、基準値付近(低値)にとどまるのが特徴です。もしインフルエンザやコロナ罹患時にプロカルシトニンが著しく上昇している場合は、肺炎球菌などの細菌が二次的に重複感染(細菌性肺炎の合併)している強い疑いが生じます。

Q3:検査結果が正常値に戻ったら、抗菌薬(抗生剤)の服用はすぐにやめても大丈夫ですか?
A3:患者自身の自己判断で抗生剤の服用を中断することは絶対に避けてください。プロカルシトニンの低下は細菌の増殖が抑えられている証拠ですが、体内から完全に病原菌が排除される前に薬を中止すると、再燃や耐性菌の出現を招く恐れがあります。抗菌薬の終了時期は、ガイドラインに沿って医師が総合的に決定します。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。