結婚式における母親の装いで最も重視されるのは、華美さや流行の追 stream ではなく「迎賓者(ホスト)としての礼節」です。新郎新婦の母親は、参列してくれた親族や主賓、友人に対して深々とお辞儀をする機会が幾度となく訪れます。その際、髪がパラパラと顔にかかったり、手で何度も髪を払ったりする仕草は、だらしなく落ち着きのない印象を与えてしまいます。
ブライダル業界関係者の証言によると、特に指摘が多いNG例は以下の3点に集約されます。
第一に、「肩にかかるダウンスタイル」です。どんなに綺麗にブローされていても、髪をおろしたままの状態はフォーマルシーンにおいて「日常の延長」と見なされ、略式に映ってしまいます。洋装であっても、襟足から肩のラインをすっきりと見せるのが正礼装・準礼装の基本鉄則です。
第二に、「過度なルーズ感やおくれ毛(後れ毛)」です。20代・30代のゲストであれば、こなれ感を演出する後れ毛も、50代・60代の母親が取り入れると「疲れた印象」や「セットが崩れて乱れた状態」と受け取られかねません。襟足やサイドの後れ毛は極力作らず、清潔感を第一にまとめるのが鉄則です。
第三に、「主役と競合する髪飾りや派手なヘアアクセサリ」です。大ぶりのクリスタルティアラ、きらびやかすぎるビジュー、生花のアレンジは花嫁の特権とされています。結婚式の母親の髪飾りには、シルバーやマットゴールドの台座に小粒のパールをあしらったコームやUピンを選ぶのが最も格式高く、マナー違反を完璧に防ぐ正解ルートです。