赤ちゃんが舌を出す決定的な理由とは?病気のサインと発達の真相

赤ちゃんが舌を出す決定的な理由とは?病気のサインと発達の真相

赤ちゃんが舌を出す決定的な理由とは?病気のサインと発達の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

乳幼児が舌を出す背景には、時期ごとに明確な発達段階が存在します。赤ちゃんの運動機能や感覚器官は頭部から末梢へと順を追って成熟していくため、口周りの動きはその発達の最前線に位置しています。小児科医の臨床知見や専門機関の発達ガイドラインに沿って、月齢別の経緯を整理します。

新生児期(生後0〜1ヶ月):反射と経緯が生み出す本能の動き

生まれて間もない新生児が舌を出す場合、その主たる要因は原始反射です。唇の周りに何かが触れると無意識に顔を向け、口を開いて吸い付こうとする「探索反射」や「吸啜反射」が強く働いています。授乳の予行演習として、周囲の空気を探るように舌をチュパチュパと突き出す動作は、自律神経系が正常に機能している証拠でもあります。

生後2ヶ月〜3ヶ月:口唇期の感覚探求と唾液分泌の増加

生後2ヶ月〜3ヶ月を迎えると、首が少しずつ据わり始め、視覚の発達とともに周囲への興味が急拡大します。この時期の赤ちゃんは、自らの舌や唇の感覚を確かめる「感覚遊び」を盛んに行うようになります。唾液腺が急速に発達する一方で、まだ飲み込む機能が未成熟なため、口内に溢れた唾液を押し出すように舌が自然と外へ出てきます。機嫌がよく、あやすと笑うのであれば、順調な脳機能発達のサインと受け止めて差し支えありません。

生後4ヶ月〜6ヶ月以降:歯の生え始めと「ブブブ」と吹く理由

離乳食の準備期に入る生後4ヶ月以降、赤ちゃんが唇を震わせて「ブブブ」「ぶー」と唾を飛ばしながら舌を出す行動が目立つようになります。これは俗に「つば吹き」「ブー遊び」と呼ばれ、腹圧のかけ方や口唇のコントロールを学習している運動発達の一環です。また、乳歯の生え始めによる歯茎のムズムズとした違和感や痒みを紛らわせるために、舌で歯茎をなぞる動作も頻発します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。