信濃町という街を語る上で欠かせないのが、日本屈指の大学病院である慶應義塾大学病院の存在です。そして、信濃町煉瓦館はその巨大医療圏を支える「頼れるフロント機能」を担っています。
館内には、慶應病院と密接に連携する調剤薬局をはじめ、歯科や内科、専門診療を担う信濃町煉瓦館クリニック群がテナントとして入居しています。大学病院の広大な敷地内では会計や薬の受け取りにどうしても一定の時間を要しますが、煉瓦館内の調剤薬局へ処方箋を送信し、薬の準備が整うまでの時間をビル内のカフェで過ごすという動線が、多くの来訪者に定着しています。
また、ビル内の各クリニックは、プライバシーに配慮した設計と落ち着いた待合空間を備えており、高度医療の街・信濃町における地域密着のプライマリ・ケア拠点としても機能しています。身体に負担をかけたくない通院者にとって、駅と病院の間に位置するこのバリアフリーな空間は、物理的にも心理的にも大きなセーフティネットとなっています。