ネット上のコミュニティサイトやSNS、知恵袋の投稿を分析すると、0120着信に対する苛立ちと不安の声が日々無数に共有されています。現場で何が起きているのか、利用者の実態とアウトバウンドコールセンターの内部構造から紐解きます。
SNS上では、「受話器を取った瞬間にプツリと切れた」「コール音が1〜2回で止まり、不在着信だけが残る」という不気味な体験談が数多く報告されています。実はこれ、コールセンター業界で広く導入されている「プレディクティブダイヤラー(予測発信システム)」の機械的な副作用です。
大手代理店に勤務経験のある元オペレーターの証言資料によると、現場の実態は次のようなシステムで稼働しています。
「システムが数千件の電話番号リストに対して同時に自動発信をかけます。相手が受話器を上げた瞬間、空いているオペレーターのインカムに瞬時に通話を割り当てる仕組みですが、オペレーター全員が通話中だった場合、システム側が自動的に通話を強制切断します。結果として、一般の受取人側には『無言電話』や『ワン切り』として記録されるのです。意図的な嫌がらせではなく、効率化を極限まで追求した営業インフラの機械的な産物ですが、受ける側からすれば迷惑極まりない行為です」
また、知恵袋に寄せられた深刻な相談事例では、「一度『結構です』と断ったにもかかわらず、下4桁だけを変えた別の0120番号から毎週のように同じプロバイダの勧誘がかかってくる」という悲鳴が上がっています。営業会社側は、1つの番号が着信拒否されることを見越し、NTTコミュニケーションズフリーダイヤルなどの事業者から数十〜数百単位の番号帯(ブロック)を一括契約してローテーションで使用しているのが実態です。